シーズン5ストーリーガイド及び感想
エピソード99
「過去からの来訪者」
Through a Glass Darkly
"If the race goes too swiftly,
victory goes to those
who are willing to fail."

Lambert Krill
Executed
CY 689

鏡は自分自身を見る窓その姿は、裏返しで実体は無く。
真相にあるウソは、
真実に生まれ変わる。

探検家ハスチュリ
無謀なペルセウス人
解説
ラーデはシーフラファイブでオルムズ軍と交戦していた。難民キャンプ最後の砦で、さらに薬と食料不足で難民が次々と死んでいっている。特に子供が・・・
ディランは、持ちこたえてくれとだけ言い残し、ベカからの救援物資も対空砲が激しく武器なども送れない状態だ。
昔のアンドロメダの戦闘力であれば3秒で敵を倒せたものだがと懐かしんでいた。ベカは、待機命令を受けていたが、対空砲火が激しくなり移動を開始。6時間で補給物資は送れそうだが、肝心の難民キャンプは、6時間以内に占拠されてしまうとアンドロメダは予測。
アンドロメダ内にゼロ点エネルギーが増点しているとドイルは言う。
誰かが4次元移動をしているとディランは、警戒する。
今まで4次元移動してきたものは敵ばかりであるためだ。
そして4次元移動してきたのは、見慣れた風景。その人物は、死んだはずのヘーネだった。実に3年ぶりのディランとの対面だった。

ヘーネは、ワープコアに落下した後、エクゾチック物質パルサーで構成要素の原子レベルまで変換される代わりに、四次元立方体に入り込んでこのアンドロメダに入り込んだ。3年経ったこと、そしてアンドロメダがこんな狭い星系に閉じ込められていることに驚いている。
ここから脱出する方法を一緒に提案するとヘーネは言うが、それ以上に、急を要するものがある。それは難民キャンプの救出だ。
ハーパーは、いつものように研究しているところにヘーネがやってきた。ハーパーは驚く様子も無く、普通の会話をしている。
この危機を脱したらと言われるが、ハーパーは、脱したらいいけどねといつもの乗り気ではない。科学の研究以前に、今を乗り切るほうで忙しいとハーパー。
そしてハーパーはついに君は死んだはずだと告げる。ヘーネは上手い具合に4次元立方体に落ちてというが、3年経った後のため驚いているのだ。ヘーネは、ハーパーに記念品だとして小さな四角の立方体を渡す。

ラーデは、状況が悪化し、難民たちは次々と住宅ブロックから追い出されているとディランに通信を入れる。

歩いてデッキを歩いていると、2万トンの救援物資を投下しなければならないとヘーネは、ハーパーに目的を尋ねる。防空網についてハーパーは話すと、防空網を破るために、ステルスコーティングしたカーゴに積みなおせば?と提案するが、ハーパーは既にそれは考えてみたが、時間が足りないという。
そこにディランと会う。ディランに物資の転送の話をすると、やってみようと言われる。過去にハーパーとヘーネが量子転送装置のことを思い出したのだ。しかしあれが上手くいったのは近くにブラックホールがあったからだとハーパーは言うが、危険は承知でやってみることにする。

早速製作に取り掛かったハーパーとヘーネ。いつもはハーパー一人で考えていたのだが、強力な助っ人が戻ってきたことにハーパーはうれしい。3年間の悲劇のことを話している途中に途切れ途切れで通信が入る。
それは、緊急員ニストからでエファイストス研究所からの連絡だ。
救援物資の送る方法を求めていたディランだが、元の宇宙を覗き見る方法じゃないというのだが、4年前超高速コミュニケーションと転送の実験を行って以来アンドロメダのAIとエファイストスのブラックホールの一部が量子的につながったようで、そのつながりは、時空を超えて存在し続けている。前からのつながりがあり、ディランと連合崩壊前のブラックホールさらに転送装置の3者が、つながっていることになる。この通信は、過去を覗き見しているだけで、パイプが細すぎて転送は出来ない。
ラーデは受け入れ態勢をとり、ベカは、物資の投下を始める。
アンドロメダの防御センサーを送ったのだが、それを地上から妨害する電波が出されてしまい次々と物資が落とされていく。ベカはシーフラワンへ戻る。
ディランは浮かない態度でいたところドイルは尋ねる。ディランは、ヘーネが現れたタイミングが気になっていたのだ。
彼がやってきて、別の宇宙でやり残したことを思い出したと話す。再開が単なる偶然ではないと思えないのだと考える。
そして、転送装置をヘーネとハーパーは完成させた。しかし一つ問題があるというのだが・・・それはヘファイストスからの連絡の中で1週間以内に艦隊がやってきます。前回の戦いは、何とか生き延びました。全ての兵力を使い切り、宇宙ステーションと持ち出せない全ての研究器材は破壊するということだ。ヘファイストスは旧連合の領域内にあったはずだが、それが攻撃を受けているということは魔女の顔の戦いだ。連合がまだ崩壊していないならば全てが変わると話す。歴史を変えることも可能かと・・・
転送が上手く出来れば、歴史を変えに戻ってやるとディランは決意する。

回収した物資は、難民に渡ったが、すぐに次の戦いが始まりそうな雰囲気だ。ラーデは、ハーパーたちからの転送装置の完成を望む。

ディランは、クルーの転送も可能だと考えているのだ。ベカとトランスも転送には信じられないのだが、ベカは行きたがらない。トランスの方を求めているのではないかと・・・
ペルセウス星人の転送実験をヘーネはディランに見せる。そして前回の実験データを見直してみたところ、ディランの重点的に遺伝子データを見てみると、0.0000001%の違いしかないのだが、一致しないのだ。
この誤差は、ランダムなもので、原因はわからない。ハーパーがパラダインと言っていたと話す。パラダインがDNAの変異と関係しているのではないか。転送装置がなんらかの変化をもたらすものならば危険だという。
転送装置は仕えるようになり救援物資は、送れるが変化したDNAが気になる。それはパラダイン特有のものかもしれないが、まだ不完全なものにディランじゃなくドイルは自分が実験体になるというのだが、どんなに頑張ってもロミーを作り出せなかったことによりドイルも同じように失いたくないという。
トランスは、逆に試してみる価値はあるというのだ。
ラーデは、ディランに自分自身を運命に向かわせることで、無敵で来たと思っているのではないかと伝える。

ハーパーは、ほぼ完成させて、スイッチを押すだけだというのだが、ヘーネとどちらがボタンを押すかもめていた。そこにディランがやってきて、早く押せと言われる。しかしヘーネは少し粒子の算定数値が予想外で、副作用に思われている。それは太陽の位置がずれてきており、2つの太陽が爆発してしまうという。そうなると、この星系は消えてなくなってしまう。ディランは2人に君達はなんてことをしてくれたんだとあきれる。
感想
ヘーネが久々に出てきた。しかも死んでいたと思ったのが生きている。
アンドロメダのクルーも死んでいたが、また復活し、ヘーネも復活。昔なつかしの男塾のSFのような考えか?(笑)イライラしているディランの姿が、私達さえもイライラさせる。最近は、ベカとトランスは、ユーレカマルの運行担当で、殆どベカらしさが出てこなくて、いきなりトランスとパーティといって飲み始めるシーンは緊張感全くなし(笑)さらにダンスをはじめちゃいます。
ドイルも、あまり目立った強さが見られない。ラーデは???
ヘーネの勇気には驚かされます。ドイルが止めれたような気もするが・・
良い台詞が多くて、今回は重いエピソードです
ヘーネ
ALEX DIAKUN
シンティの元主任テクニカルアドバイザーで新宇宙連合憲章に署名。システム大学図書館の特別コレクション化司書であったペルセウス星人。

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このページ画像などは、the Gene Roddenberry's Andromeda official siteからのものです。
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